日本代表とコパ・アメリカ第2戦で対戦するウルグアイ。代表のエースに君臨してきたのがルイス・スアレスとエディンソン・カバーニだ。
スアレスは母国ナシオナル時代にフローニンゲンにスカウトされると、アヤックス、そしてリヴァプールへと羽ばたいていった。
現在堂安律も所属するフローニンゲンはフィルヒル・ファン・ダイクやドゥシャン・タディッチらを発掘してきたクラブだ。
同クラブでチーフスカウトを務めていたヘンク・フェルトマテ氏(現アヤックス)が面白い話を明かしていた。『NOS』によれば、スアレスを見出したのは偶然だったようだが…。
ヘンク・フェルトマテ(フローニンゲン元チーフスカウト)
「別の選手のために、ハンス(・ナイラント、元フローニンゲンCEO)とともにウルグアイに向かった。
だが、そこにつくと他の試合も見たくなるもの。いくらか時間があったんだが、何に出会うか分からないものだ。
私は常に言っているんだ、『犬も歩けば棒に当たる』ってね」
「(スアレスが出ていた試合を観て)私たちは黙ってしまった。
彼がいいプレーをしていたからというだけでなく、そのガッツとパーソナリティにね。
最初の15分間はダメだったんだが、それから彼特有のやり方で得点を奪った。
3,4人を抜き去って、凄いゴールを決めたんだ。すぐに私たちはスアレスに向かっていったよ」