イタリアが誇る伝説的なレジェンド、ロベルト・バッジョ。
カルチョの国が生み出した史上最高レベルの天才は多くの悲運に見舞われた選手でもあった。
そんな彼を象徴するようなシーンといえば、1994年ワールドカップ決勝でのPK失敗。5人目のキッカーとして登場したバッジョのキックはまさかの枠外…その瞬間にブラジルの優勝が決まった。
あれからもう25年が経つが、あのシーンのせいで今も寝つきが悪いそう。『Sky』によれば、『ANSA』のインタビューでこう激白したという。
ロベルト・バッジョ(元イタリア代表FW)
「今でもよく眠れないんだ。ブラジル戦でのPK失敗のせいで。
残念ながらそれは起きてしまった。教訓になりえる不快な状況さ。
1970年大会のリベンジとして、ワールドカップ決勝でブラジルと戦うことを子供の頃から夢見ていた。
でも、現実は夢と違ったね。夢では常に違う結末だったんだよ」
1970年のワールドカップ決勝でイタリアはブラジルに敗れて準優勝に終わった。1967年生まれのバッジョはそのリベンジを誓って生きてきたという。
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ただ、念願だった夢の対決はあまりにも辛い結果になり、今でもトラウマになっているようだ。