かつてリヴァプールなどでもプレーした元スペイン代表DFホセ・エンリケ。
現役引退後に脳腫瘍と診断された彼は手術を受け、欧州に4台しかないという装置で放射線治療を受けていた。そして、今年4月に医師から回復を告げられたと報告している。
そのホセ・エンリケが英紙『Guardian』のインタビューに応じた。
脳腫瘍を除去する手術は8時間にも及んだそうで、今はもう涙が出ないという。それは感情的なものでなく、泣きたくても泣けない体になったということだそう。
ホセ・エンリケ
「それらは鼻を通って、涙管を貫いた。今の自分は泣くことができないんだ。
こっちの目からはほぼ何も出ない、涙一滴くらいだね。腫瘍があったほうは全くさ。
泣くことはいいことだ、解き放たれるし、浄化になる。
でも、自分にはそれがない。
自分の状況だとやってみても、そうはならないだろうね。
あらゆることと比較すれば些細な問題さ。でもずっとかもしれないね」
そんなホセ・エンリケはリヴァプールのスペイン人DFアルベルト・モレノからチケットを貰って、古巣のUEFAチャンピオンズリーグを観戦していたそう。パリでのPSG戦、そしてカンプ・ノウでのバルセロナ戦も。
いい席じゃなかったとジョークを述べつつ、「僕のために歌ってくれて、ハグもして、体はどうだい?って聞いてきた」リヴァプールサポーターたちは素晴らしかったとも語っている。
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また、マドリッドで行われるCL決勝も現地観戦する予定だそう。