『Chronicle Live』は13日、「脳腫瘍の治療を受けている元スペイン代表DFホセ・エンリケは、ファンの支持に感謝した」と報じた。
かつてニューカッスルやリヴァプールでプレーしたホセ・エンリケ。2017年に引退した後は解説者として活動していたが、今年脊索腫に侵されていることが判明した。
脊索腫は頭蓋骨にできる悪性腫瘍で、発生確率は100万人に1人程度という珍しい病気。目の後ろに生まれた腫瘍を取り除くことに成功したホセ・エンリケであるが、組織を完全に除去することが難しいため、今年35回の化学療法を受けなければならない。
しかし、ホセ・エンリケはそれに向けて以下のように話し、この病気が毎日を楽しむことを教えてくれたと語ったという。
ホセ・エンリケ
「僕と妻はいつも化学療法について話しているよ。9月まで続くことになるが、僕はそれについてあまり考えていないんだ。
今を楽しんでいる。8月。ここ(バレンシア)の天気は信じられないようなものだ。
我々はずっと努力している。あまり旅行することができないからね。この毎日が教えてくれる。日々を楽しめと。
もちろん、それは『明日死ぬかもしれないということを受け入れる』というわけじゃない。だからできるだけのお金を今費やしている。
誰もが未来のことを考えなければならない。しかし僕は日々を楽しむことを考えている。
なぜなら、その日が人生最後の時なのかもしれないからね。