昇格組ながら、J1で堂々たる戦いを繰り広げている大分トリニータ。
彼らはGK高木駿まで参加した低い位置からのポゼッションで相手をおびき出し、そこから急襲を仕掛ける「疑似カウンター」とも呼ばれる戦術を武器に、前節までに3位と好位置に付けている。
しかし18日に行われた第12節、清水エスパルスとの試合でついにやらかしてしまった…。
いつものように簡単には放り込まず、自陣の危険なエリアでも巧みに足元で繋ぐ大分。
しかし味方のパスが短くなり、ボールをカットした清水FWのドウグラスをGK高木が倒してしまう…。これにより清水にPKが与えられ、先制を許してしまったのだ。
大分は後半、岩田智輝のゴールによって追い付きどうにか敗戦は免れたものの、3連敗で降格圏に沈む相手に手痛い取りこぼしとなった。
危惧されていたことが遂に起こってしまったが、サッカーにミスは付き物でもある。来週以降、今まで通り強気のサッカーができるかどうかが注目のポイントになるだろう。