ローマ一筋で18年、元イタリア代表MFダニエレ・デ・ロッシの退団が決まった。
市場が拡大する一方の現代サッカーでは、一つのクラブに留まり続けることは容易ではない。先日、トヨタの豊田章男社長が「終身雇用を守っていくのは難しい」と発言したが、それは日本のサッカー界にも同じことがいえる。
しかしそんな状況だからこそ価値がある。ということで今回は、一つのクラブに人生を捧げるJリーグのレジェンドたちをご紹介しよう。
青山 敏弘(サンフレッチェ広島)
在籍:16年目(2004~)
日本代表でもある広島の“エンジン”は今年で16年目を迎えた。
彼は現在、1月に行われたアジアカップ中の負傷で戦線を離脱しているが、ケガには新人の頃から悩まされきた。その青年がこれほど長くプレーできると誰が思っていただろうか。
これまでJ1・J2通算380試合に出場している。なかにはJ2降格といった厳しい時期も経験したものの、J1三度の制覇を文字通り中心選手として味わった。
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なお、梁勇基(ベガルタ仙台)も青山と同じく16年目で、藤本康太(セレッソ大阪)、城後寿(アビスパ福岡)が15年で続く。