イタリア・セリエBのエラス・ヴェローナは、「ファビオ・グロッソ監督を解任した」と公式発表した。
L'Hellas Verona FC informa di aver sollevato Fabio Grosso dall'incarico di allenatore della prima squadra.#HVFC
— Hellas Verona FC (@HellasVeronaFC) 2019年5月1日
昨年セリエAから降格したエラス・ヴェローナは、今季一年での復帰を目指してファビオ・グロッソ監督を招聘した。
序盤は4連勝を果たすなど好結果を残していたが、それから徐々に成績が低迷。3月9日のペルージャ戦で勝利してからは8試合勝利なしとなり、6位まで下がっている。
このままでは昇格プレーオフ圏内の8位以内をキープすることも難しいという状況の中、ついにクラブはグロッソ監督の解任を決定した。
後任については昨年夏までヴィルトゥス・エンテッラを率いていたアルフレッド・アッリェッティ氏が務めることになっている。
ファビオ・グロッソ氏は1977年生まれの41歳。中田英寿らとともにペルージャで活躍し、その後パレルモ、インテル、リヨン、ユヴェントスなどでプレーした名サイドバックだ。
イタリア代表でも48試合に出場した経験を持ち、2006年のドイツワールドカップでは優勝に貢献している。
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2012年に現役を引退してからは指導者となり、ユヴェントスの下部組織でコーチと務めた後、一昨年バーリの監督に就任していた。
しかし1部昇格に失敗したことから契約は解除され、今季はエラス・ヴェローナの監督に就任。しかし今年も解任の憂き目に遭うこととなった。