『The Times』は1日、「FIFA医療委員会の会長ミシェル・ドーヘは、選手が脳震盪になった際の一時的交代ルールについて話した」と報じた。

先日行われたUEFAチャンピオンズリーグ準決勝のトッテナム対アヤックスで、ベルギー代表DFヤン・フェルトンゲンが頭部を負傷する怪我を負った。

彼は頭部からの流血で真っ赤となっていたが、ピッチへと復帰することを選択。しかし結局直後にプレー続行不可能となり、39分に交代となった。

幸いにしてヴェルトンゲンは試合後に悪影響を残さなかったものの、大事を取って土曜日のボーンマス戦を欠場することになっている。

ラグビーのように「脳震盪になった選手を一時的に交代させる(HIA / Head Injury Assessment)」というルールはなぜ導入できないのか?ミシェル・ドーヘ医師は以下のように話したという。

ミシェル・ドーヘ

「あらゆる大会の前に、我々は各チームの医師に『基準に従うよう』要求している。そして、各チームの医師が選手に責任を持つ。

彼らは選手を知っており、意識があるのかないのか、危険があるのかどうかを判断するための最適な立場にある。

脳震盪のために一時的な交代選手を投入できるルールは議論する価値があるものだが、選手を10分間プレーさせず、その後適切なウォームアップなしにピッチに戻れば、筋肉損傷をもたらす可能性が高まってしまう」

【関連記事】 中国リーグのチームがやった「規制逃れの手段」がスゲェと話題!

一時的な交代のルールを導入することにより、選手の筋肉損傷を増やしてしまう恐れがあるという主張のようだ。

【厳選Qoly】東南アジア最強を決める三菱電機カップで日本出身選手が躍動!活躍する日本出身の5選手を紹介