『Mirror』は13日、「薬物中毒だった元フーリガンのキーラン・イーガン氏が、プリンセズ・トラストの表彰を受けた」と報じた。
キーラン・イーガンは今年23歳になる男性。コヴェントリー・シティのファンで、10代の頃にはフーリガンとしてサッカー場周辺を暴れまわっていたという。
親しい友人が死亡したこと、そして母との不仲によって荒れた生活を送っていた彼は、常に試合の際は暴力行為を行っていた。またコカイン摂取による中毒症状も抱えていたそうだ。
そして2013年にはクルー・アレクサンドラとコヴェントリー・シティの試合中にピッチへと侵入し、警察に身柄を拘束されてしまう。当時彼は17歳だったが、酒に酔っていたという。
しかし、入院中に若者の社会復帰を支援する慈善団体プリンセズ・トラストと出会い、そのプログラムを受けて更正。その努力が認められ、今回「ブレイクスルー賞」を授与されることになった。
We are INCREDIBLY proud of our former @PrincesTrust team programme student Kieran Egan who will receiving the National @HSBC_UK Breakthrough Award from HRH The Prince of Wales today! 🏆 #PrincesTrustAwards pic.twitter.com/DS8d8cS142
— WCG (@WCollegeGroup) 2019年3月13日
キーラン・イーガン
「僕は悪い雰囲気に飲み込まれていた。試合後はいつも相手のファンを待って、喧嘩を仕掛けていた。
それが毎週起こっていた。いつも誰かを殴り、痣を作り、鼻血を出させていた。今思えばとても恥ずかしいことだ。
数年前には、今の自分は想像もできなかった。やってしまったことを恥じているだけでなく、そこから立ち直った自分を誇りに思っている」