プレミアリーグ移籍が決まった直後に墜落事故によって命を落としたアルゼンチン人FWエミリアーノ・サラ。
28歳とキャリアのピークを迎えていた彼の急逝は同胞選手たちに衝撃を与えているようだ。
『Telegraph』によれば、ワトフォードに所属するアルゼンチン代表MFロベルト・ペレイラも「多くのことを考えさせられた」という。
かつてユヴェントスでもプレーした彼はサラと同じ28歳(サラは1990年生まれ、ペレイラは1991年)。
ペレイラ曰く、自身が生まれたサン・ミゲル・デ・トゥクマンはアルゼンチンで最も貧しい街のひとつだそう。友人のなかには刑務所にいる者や深刻な問題を抱えている人もいるという。
ロベルト・ペレイラ(ワトフォードMF)
「皆にとって、国中にとって困難な時だ。
俺たちはショックを受けた。起きたことは信じられない。
俺たち皆が起きたことや事実についての問いかけをしている。
だが、いつも言うのは同じこと、『人生は一度しかない』だ。
毎日を楽しまなきゃ。明日がどうなるかは誰にも分からないからね」
「彼は家族に大きな痛みを残した。それが、重要なことだ。
でも、彼らは彼がずっと夢見ていたことをやっていたことも分かっていた。
それはロッカールームや選手たちが話していることでもある。そして、皆が同じことを言う。
『人生は一度しかない』だ。それを楽しむ。
もしこういうことが起きれば、戻っては来られないからね」
「今、俺たちは全てを手に入れた。金とかね。
でも、正直に言って、それは肝心なことじゃない。
大事なのは、幸せでいること、健康でいることだ。
もしその2つがないなら、金を持っていても意味はない」
なお、サラは15歳の時に渡仏。一方、ペレイラは15歳で故郷から1200kmも離れた首都ブエノスアイレスに飛び出し、その後リーベル・プレートでプロになった。