1月29日、アジアカップ2019準決勝のカタール対UAEは、4-0というスコアで終了した。
苦しみながらも勝ち上がってきた開催国UAEは、ザッケローニマジックとも言えるギリギリの戦いを切り抜けてきた。
しかしこの試合では序盤から非常に苦しい展開になる。
22分にはカタールが速攻から先制点を奪取する。センターバックで起用されたブアーラーム・フーヒが右サイドを抜け出し、角度のないところからシュートを放つ。これがGKハリド・イーサの脇を抜くような形でゴールに吸い込まれたのだ。
さらに37分にはカタールの若きエースであるアルマエズ・アリがその才能を発揮。左サイドとのワンツーからUAEの最終ラインに空いたスペースに入り込み、3人に囲まれながらも鋭くシュートを放つ。これがポスト右に当たってゴールに吸い込まれ、スコアは前半のうちに2-0に。
後半にはUAEがイスマイール・マタルやアハマド・ハリルを投入して攻撃を加速させるも、カタールは得意のカウンターでゴールに迫る。
そして80分には裏に抜け出したハッサン・アル・ハイドゥースが華麗にループシュートを決め、得点差を3に広げた。
加えてアディショナルタイムにはカタールがまた速攻で得点を追加。途中出場のハミド・イスマイールが裏を破り、シュートを決めた。これでスコアは4-0。
UAEはパワープレーで前線に上げたCBイスマイール・アハマドが肘打ちで一発退場するなど、結局最後まで何もかもうまくいかない試合となってしまった。
大差で勝利したカタールは、ここまでの6試合すべてを無失点で終えて、歴史上初のアジアカップ決勝進出。2月1日に日本代表とのファイナルに臨む。