24日に行われたアジアカップ2019・ベスト8のベトナム対日本の試合は、1-0というスコアて終了した。
ヨルダン戦と同じメンバーの3-4-3を選択したベトナムであるが、よりウイングがサイドをカバーする5-4-1的なバランスに。
日本代表はボールを支配するもなかなかスペースが与えられない。高さがないので単純にクロスには行けず、北川と南野もボールを受けて前を向ける状況にはならなかった。
23分にはコーナーキックから吉田麻也が合わせてゴールに流し込むも、このベスト8から導入されたビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)での判定でハンドとなり、得点は認められず。
さらに29分には冨安健洋の決定的なヘディングもゴールキーパーに弾かれ、先制点のチャンスを逃した。
しかも前半の終盤にはピンチが連続する場面もあり、不安を残しながらのハーフタイムを迎えていた。
だが、より速いパス回しからチャンスが生まれ始めた後半、前半とは逆に日本はVARに助けられることに。
52分に遠藤航のパスから裏に抜け出した堂安律が倒され、それが数プレー後にビデオ判定となる。その結果ファウルが認められ、日本にPKが与えられた。
堂安律がそれを自ら蹴ってゴール右隅に沈め、ついに先制点を奪うことに成功した。
ベトナムは選手を入れ替えて4バックにし、反撃を見せる。しかし日本代表もディフェンスを固め、吉田と冨安を中心にシュートをブロック。最後まで1点のリードを守りきった。
ベスト4に進出した日本代表は、この後行われる中国対イランの勝者と28日に対戦する予定だ。