『Mirror』は16日、「元ブラジル代表MFのエドゥ氏は、アーセナルのテクニカルディレクターになることを拒否した」と報じた。
現在クラブの内部で大きな問題が発生しているアーセナル。2017年から選手の人事を担当してきたスヴェン・ミスリンタット氏が電撃辞任するというのだ。
かつてボルシア・ドルトムントで辣腕を振るったミスリンタット氏は、アーセナルに加入してからオーバメヤング、ルーカス・トレイラ、グエンドゥジなどの獲得に関わってきた。
しかし、彼を引っ張ってきたイワン・ガジディス氏がミランへと去り、アーセン・ヴェンゲル監督も退任。
クラブのCEOとなったスペイン人のラウル・サンレヒ氏はコネクション重視のスカウティングを好んでおり、分析的なアプローチを取るミスリンスタット氏との軋轢があった。
それを調整していたのがガジディス氏だったのだが、彼が去ったことによってミスリンスタット氏の地位は著しく低下してしまったのだという。
そしてアーセナルはミスリンタット氏に変わるテクニカルディレクターを探しており、その有力候補がかつて所属していたMFエドゥ氏。
ところが今回の報道によれば、エドゥ氏はそのアーセナルの誘いを既に断っているそう。
彼は現在ブラジル代表のテクニカルディレクターを務めており、2022年のワールドカップまで残っている契約を全うしたいと考えているというのだ。
なお、ミスリンタット氏には既にバイエルン・ミュンヘンが接近しているとのことで、今後の動きが注目される。