覇権奪還を目指すアジアカップの戦いがついに始まった。
9日、日本代表はグループステージの初戦でトルクメニスタン代表と対戦し、後半の逆転劇で3-2と辛くも勝利した。
昨夏のワールドカップでアジア勢唯一となる16強入りを決め、優勝候補の筆頭格として迎えた初陣だったが、過去の歴史がそうであったようにアジアの難しさを痛感させられることとなった。
5-4-1という守備的な布陣を敷き、縦への一本で奇襲を狙うトルクメニスタンに苦しめられる。26分には、アルスランムラト・アマノフの不意打ちのようなロングシュートが突き刺さり、よもや1点を先制される。
前半はほとんど良いところがなかったが、後半から攻撃を修正し横幅を大きく使って相手を揺さぶると、特に左サイドから効果的な攻撃が繰り出される、
56分、左サイドを突破した原口元気の折り返しを大迫勇也が華麗な切り返しから決めて追いつくと、その4分後にも左サイドから長友佑都が折り返し、再び大迫が合わせて逆転に成功する。
これで楽な展開となった日本は71分、堂安律が同大会の日本人最年少となるゴールで突き放すが、79分、一瞬の隙を突かれてPKを献上し再び1点差に。
残り時間は神経をとがらせる展開となったが、これをなんとかしのぎ切り勝点3を獲得した。
厳しい船出となった日本。第2節のオマーン戦は13日(日)に行われる。