ゴール前での非効率性

セルヒオ・アグエロの特徴は、筋肉が傷ついていてもプレーの質が落ちないというものだ。ただ今季はそのキャラクターが錆びついているのかもしれない。決定率がやや物足りないのだ。

ただ、前線の非効率性についてはアグエロだけの問題ではない。ラヒーム・スターリングはゴールだけでなく幅広いプレーが求められており、ルロイ・サネは得点を獲るという点では不適切な決断も多い。

そして、デ・ブライネがなかなか起用できず、戻ってきたと思ったらダビド・シルバが2試合使えなかった。ダビド・シルバが復活したらデ・ブライネが再び怪我をしてしまい…。

攻撃面ではタレントを固定できないこともかなりの問題になる。見当違いのパスは多くなり、生かせないオーバーラップが増え、運動量が浪費されていく。

今季最初の6試合では94回のチャンスを作った。去年の最後の6試合では68回だった。単純にその数字だけを見ても、効率性が以前ほどではないことはわかる。アグエロはサウサンプトン戦でのゴールで目覚めてくれればいいが…。