レスターの岡崎慎司が26日に自身のSNSを更新し、日本代表DF槙野智章(浦和レッズ)に苦言を呈した。
ワールドカップをこんな風に話にされるのは俺は嫌やなー。実際に監督は西野さんだし、圭佑は選手。槙野は好きだけど、話を盛る癖がある。そしてメディアはその面白い所を取り上げる。番組は観てないけど、もっとワールドカップでの重要な話は他にあると思うけどなー。https://t.co/JGvc3CjC7n
— Shinji Okazaki (@okazakiofficial) 2018年12月25日
岡崎がSNSで言及したのは、25日放送のNHK「グッと!スポーツ 2018 アスリートが選んだ名場面」でのこと。
日本代表は今年、ヴァイッド・ハリルホジッチ氏の電撃解任という緊急事態に見舞われながらも、急遽指揮をとった西野朗監督(当時)のもとワールドカップでベスト16という結果を残した。
この番組に出演した槙野は、そんなロシア大会での日本代表の内情を明かしたのだが、その中で「西野監督は何もしなかった」と振り返り、指示を出していたのは本田圭佑(現メルボルン・ヴィクトリー)だったと話したのだ。
この発言が紹介された記事を目にした岡崎は、「ワールドカップをこんな風に話にされるのは俺は嫌やなー」と不快感を露わにした。
本田の盟友であり、ワールドカップで槙野らとともに戦った32歳は、「実際に監督は西野さんだし、圭佑は選手」と遠回しではあるが槙野の発言を否定。「槙野は好きだけど、話を盛る癖がある。そしてメディアはその面白い所を取り上げる」と誇張した表現を好む槙野と、それを面白がるメディアに対して苦言を呈した。
最後に「番組は観てない」としながらも、「もっとワールドカップでの重要な話は他にあると思う」と締め括っている。
槙野が一般層を意識し、あえて面白おかしく振る舞っていることは岡崎も理解しているはず。しかし今回の発言に関しては監督やチームへの敬意を欠くものと感じたようだ。