『ANSA』は28日、「サンプドリアのマッシモ・フェレロ会長は、金融警察によって20万ユーロ(およそ2571万円)以上の資産を押収された」と報じた。

問題になっているのは3年前にサンプドリアからウェストハム・ユナイテッドに移籍したペドロ・オビアングの取引に関する事件。

それによって発生した移籍金の中から120万ユーロ(およそ1.5億円)が「消えている」とのことで、関係したと考えられる容疑者に対する捜査が進んでいるようだ。

家宅捜索を受けたのはフェレロ会長だけではなく、少なくとも他に5名が対象となっており、200万ユーロ(およそ2.6億円)相当の資産が押収されたとのこと。

彼らにかかっている容疑は、詐欺、横領、請求書偽造、マネーロンダリングなどであるという。

この事件に関してはイタリアサッカー連盟(FIGC)も調査を行っているとのことで、今後の動きが注目される。

マッシモ・フェレロ氏は1951年生まれの67歳。映画プロデューサーとして活動したあと2014年にサンプドリアの株式を買い取り、1500万ユーロ(およそ19.3億円)の借金を解消させるなど投資を行ってきた人物だ。歯に衣着せぬ発言や熱い行動などで話題を集める名物会長として知られているが…。

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