『Daily Mail』など各メディアは26日、「コパ・リベルタドーレスの観戦に訪れていたリーベル・プレートの女性ファンが逮捕された」と報じた。

先週末に開催が予定されていたコパ・リベルタドーレス決勝2ndレグのリーベル・プレート対ボカ・ジュニオルスは、大きな混乱の中で2度延期されることとなった。

土曜日にはボカ側のチームバスが襲撃を受け、投石によってガラスが破損させられたほか、催涙ガスによって選手に被害も生まれた。

その結果試合は25日に延期されたものの、今度はボカ側が「公平な状況ではない」としてプレーを拒否し、さらに試合は中止されることになった。

新たなスケジュールは27日にパラグアイで行われる南米サッカー連盟の会議で決定される予定だが、クラブワールドカップが近づいていることもあり、難航が予想されている。

そして、この間に大きく話題になった映像がある。

リーベル・プレートのユニフォームを来た女性が、子供の体にテープで発煙筒を巻き付けているというショッキングな映像だ。

彼女はスタジアム内に発煙筒を持ち込むためにこのような行動をしたと考えられており、警察は映像の解析から彼女の身元を割り出し、逮捕したとのことである。

アルゼンチンの法律では、このように子供の命を危険に晒した行為に対しては最大懲役6年が言い渡されるが、肉親であった場合はプラス2年が加わる可能性があるという。

今回の事件によって、南米のサッカー界に対する厳しい指摘が相次いでおり、公に失望を口に出す者も少なくない。もしこれで決勝戦がキャンセルになるようなことがあれば…さらに大きな問題に発展しそうだ。

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