早いもので2020年東京五輪の開幕まで2年を切った。

開催国の日本は予選を免除されているため、結果に左右されず腰を据えて強化に努めることができるが、一方で「個人の活躍度」に焦点が当たる可能性もあり、18名の枠を巡る争いはかえって熾烈なものとなるかもしれない。

今回は、そんな厳しい競争を勝ち抜き、たった一人にしか与えられないエースナンバー「10番」を背負うかもしれない選手たちを特集してみよう。

三好 康児

小柄な左利きのゲームメイカー。タイプがやや被ることから久保建英の影に隠れがちだが、彼もまた10代の頃から大きな期待を集め、今季、レンタル先の北海道コンサドーレ札幌で花開いた。

五輪チームには昨年の発足以降、トゥーロンやアジア大会など全ての主要な大会で「10番」を付けており、現時点ではその“栄光”に最も近い選手といえる。

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前回のリオ五輪で10番を背負った中島翔哉同様、個の力としては申し分ないものを持っているだけに、きっかけを掴んでさらなる飛躍を狙いたい。