サッカー王国ブラジル代表のユニフォームと言えば、ブラジル国旗にも採用されているカナリア色だ。だが、かつては白がユニフォームカラーだった。
1954年に黄色に変更になったのだが、そのユニフォームをデザインしたアウジール・シュレーさんが亡くなった。『Globo』によれば、83歳の同氏は2012年に皮膚ガンを患い、闘病を続けていたそう。
Morre Aldyr Schlee, criador da camisa verde e amarela da seleçãohttps://t.co/P4mlz7z7Q8 pic.twitter.com/J5O1mh0NgD
— Placar (@placar) 2018年11月16日
同氏は新聞社でゴールをイラスト化する仕事を若い頃に始めたという。
1953年に『Correio da Manhã』紙がブラジル代表の新たなユニフォームを選ぶコンペを開催。当時19歳だったシュレーさんもそれに応募した。
そのアイデアは今では当たり前だが、当時は革新的なものだったそう。国旗の色を取り入れ、ウェアは黄色と緑、パンツは青、そしてソックスは白に。
"CANALHICE", resume o escritor Aldyr Schlee, criador da camisa da Seleção Brasileira, sobre a apropriação indevida do uniforme pelos golpistas durante atos que culminaram com o golpe contra a presidente Dilma. Isso mesmo Schlee, CANALHAS é o que são! pic.twitter.com/WFcgfq5IMS
— Zé Geraldo #LulaLivre (@depzegeraldopt) 2018年1月23日
かつてこう語っていたそう。
アウジール・シュレー
「ルール的にユニフォームにはカラーバランスが必要とされている。
私は緑と黄色をシャツに使い、青はパンツ、そして白ソックスにした。
1954年のブラジル代表はスイスW杯で失敗したが、結局(このユニフォームは)国家的なシンボルになったね。私は幸運だったよ」