11月17日、明治安田生命J2リーグの第42節が各地で開催された。

大きな注目を集めたのは、最終節までもつれたJ1の自動昇格争い。3位のFC町田ゼルビアがJ1ライセンスを持っていないため、首位・松本山雅FC、2位・大分トリニータ、4位・横浜FCの3チームが、自動昇格圏となる2位以内を目指した。

最初に試合が動いたのはモンテディオ山形とのアウェイ戦に臨んでいた大分。18分に星雄次が先制点を奪い、この時点で首位・松本を抜きトップに立つ。

その他の試合はスコアが動かず、迎えた後半、自動昇格にはヴァンフォーレ甲府に勝つしかない横浜FCが齋藤功佑のゴールで先制。逆に、町田は5位・東京ヴェルディとの「東京クラシック」で先制を許す展開となってしまう。

これで少し楽になった松本と大分は、その後大分が同点に追いつかれたもののともに引き分けで勝点1を上積み。町田の反撃も1ゴールに終わり、最終節で上位2チームに変動はなかった。

この結果、松本と大分のJ1昇格が決定。また町田が2位以内を逃したことで、J1最下位のV・ファーレン長崎が一年でJ2へ降格することも決まった。

上位では、横浜FCが町田を抜き3位となり、5位の大宮アルディージャ、6位の東京ヴェルディとともにJ1昇格プレーオフへ進出。11月25日から始まる一発勝負のトーナメントで、残る一つの昇格枠を争うことになる。

なお、J2最下位となったカマタマーレ讃岐のJ3降格も決まっている(※21位のロアッソ熊本はJ3の最終成績次第で降格)。

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