日本サッカー協会(JFA)は15日、ベネズエラ代表の来日メンバーを発表した。

来日メンバーは21名。ベネズエラは今月9日に代表メンバー23名を発表していたが、そこからウィルケル・アンヘル、ジェフェルソン・ソテルドの2名が外れることとなった。

現在ロシアのアフマト・グロズヌイに所属するアンヘルは、20日にカタールで開催されるイラン戦から合流する見込み。一方のソテルドは今回のアジア遠征から外れている。

チリの名門ウニベルシダ・デ・チレでプレーするソテルドは21歳。158cm63kgという小兵ながら、傑出した技術と敏捷性を持つ南米らしい攻撃的MFだ。

昨年U-20ワールドカップのラウンド16でベネズエラは日本を撃破したが、その時に立ちはだかったのが「10番」を付けたソテルド。当時のメンバーである原輝綺(アルビレックス新潟)は試合後、「言葉は悪いかもしれないけれど、もう『変態』でした」(Numberのインタビューより)と語ったほどである。

そんなテクニシャンの来日が“ドタキャン”されてしまったわけだが、ベネズエラ側の発表によるとソテルドが外れた理由は「(チリの首都)サンティアゴで飛行機に乗り遅れたから」とのこと。

チリのメディアである『La Tercera』ではより詳細に伝えており、フライトは日曜日の午後に予定されていたものの、ソテルドは月曜日に出発するものだと“勘違い”していたのだという。そんなことあるのか…。

ただ、これについてはSNSで「彼がU・チレのために留まることは理解できるが、飛行機に乗り遅れたという“言い訳”は貧弱だと思う。誠実に話したほうがいいね。」といった書き込みもあり、クラブ事情(チレは国内リーグで宿敵ウニベルシダ・カトリカと勝点差2で2位に付けている)を優先したと指摘する声も…。

真相は不明だが、どちらにしても残念だ。キリンチャレンジカップ2018の日本代表対ベネズエラ代表は、16日午後7時30分から大分銀行ドームで行われる。

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