Q: A代表のコーチに斉藤俊秀(U-16コーチ)さんと秋葉忠(U-19コーチ)さんが入っているが、その経緯や期待することは?また、兼任ならではの選考で苦労したことや新しい発想、選考過程で思ったことがあれば。

コーチのスタッフ編成ですが、これからずっとこのような形になるかどうかは分かりませんけど、暫定ということでこの2つの活動をするにあたって、各世代のU-19、U-16の選手権に行った影山ジャパンのコーチ、森山ジャパンのコーチにサポートしていただき、A代表の活動をしていければと思っています。

その活動のなかで我々がやっていることを各世代の代表コーチたちに分かってもらって、経験してもらうことで、また影山ジャパン、森山ジャパンに戻った時にいろんな部分で共通認識を持てればと思っております。

全てのチームが同じ、コピーしたようなチームではないとは思いますが、どの世代の代表のチームも、日本代表として誇りを持って、日本人の良さを持って戦えるようにという想いを持っているはず。そういう意味で、選手だけではなくスタッフも共通認識することで、各世代の融合ができればと思っています。

選手選考は毎回、難しいと思っています。今回もフィールドプレイヤー20人、GK3人ということですけど、もっと多くの候補がいて(その中から)絞ってチームの活動をしなければいけない。できればもっと多くの選手を呼んで活動することができればという想いは持っていますので、日本代表を目指している、力になりたいと思っている選手たちを招集できないことは、難しさという部分で感じています。

東京五輪世代の選手をどうやってA代表のほうに引き上げて経験してもらうか。彼らの力を見つつどういう環境作りをしたらいいかということは、コーチも含めて皆いろんな考えを持ちながら何がベストかということを考えてやっていく難しさはあるかと思います。