先月のインターナショナルマッチウィークで、レオナルド・ジャルディン前監督のあとを継ぐ形でモナコの指揮官となったティエリ・アンリ。

自身が選手としてのキャリアを始めたクラブで、監督としても最初のステップを踏むことになった。

しかし、就任初試合のストラスブール戦に1-2と敗北すると、CLのクルブ・ブルッヘ戦、その後のディジョン戦と連続で引き分けに。

そして3日にはアウェイでスタッド・ランスとの試合に臨んだが、今回も非常に厳しい展開となった。

ショートパスを中心としたポゼッションサッカーを狙うも、24分にカウンターから失点を喫してしまう。

後半開始直後には相手に退場者が出たものの、モナコ側も71分に途中出場のペレが2枚目の警告を受け、結局お互いに10人に…。

最後にはDFカミル・グリクを最前線に上げるというパワープレーをし、なりふり構わずクロスを放り込んだものの、結局ゴールを奪うことはできなかった。

これでティエリ・アンリ監督は就任からの4試合で2分け2敗。リーグ・アンでは19位と降格圏内に沈み、全く浮上のきっかけを掴めない状況となっている。

ヴェンゲル監督にも「彼は資質を持っている」と太鼓判を押されたアンリであるが、ここまでは指揮官としての力量を見せられていない。

解説者を務めながらパートタイムで代表のコーチをし、そしてシーズン途中で初めての監督に就任して…というパターンではあのギャリー・ネヴィルが大失敗したことで有名。アンリも同じ轍を踏まなければいいが…。

【厳選Qoly】新潟愛は永遠!アルビレックス新潟が「世界」に送り込んだ“最強”日本人6名