8月30日、UEFAヨーロッパリーグ予選のプレーオフ第2戦が各地で開催された。
ルクセンブルクのF91デュドランジュは、アウェイでルーマニアのCFRクルージュと対戦。終盤に2点を返されたものの見事3-2で勝利し、2戦合計5-2でクラブ史上初のEL本選出場を決めた。
Le F91 Dudelange au paradis! https://t.co/94Nk6Z4ybE
— F91 Diddeleng (@F91Diddeleng) 2018年8月30日
F91はルクセンブルクの南部、フランスとの国境の街デュドランジュをホームとするクラブ。国内リーグで過去に14度優勝、現在も3連覇中の強豪だ。
ルクセンブルク代表を長く支えてきたGKジョナタン・ジュベールらのほか、DFミラン・ビシェヴァツ(元PSG)、MFマルク=アンドレ・クルスカ(元ドルトムント)といったかつて有名クラブでプレーしていた選手が在籍。
監督も2001-02シーズンにレヴァークーゼンでCL準優勝を達成したクラウス・トップメラーの息子ディノ・トップメラーと、チームとしてなかなか“キャラ”が立っている。
欧州の高い壁に阻まれ続けてきた彼らだが、今シーズンは予選2回戦でコソボのドリタを3-2を下すと、3回戦でもポーランドのレギア・ワルシャワを4-3で撃破。
そしてさらに今回、過去にCL出場経験もあるCFRクルージュまでも破ってしまったのである。
1995 - F91 Dudelange will be the first team from Luxembourg to play in a major European competition (outside of the qualifiers) since Avenir Beggen in the 1995-96 UEFA Cup. Prost!
— OptaJoe (@OptaJoe) 2018年8月30日
ルクセンブルクのサッカー史上初の快挙を成し遂げた、F91デュドランジュ。
ガンダム好きとしてずっと気になる存在だったクラブが、ものすごいことをやってのけてしまった。ちなみにクラブ名は、1991年創設であることに由来する。
この後、日本時間の本日20時からELの組み合わせ抽選会が行われるが、F91がどんなグループに入っても彼らの戦いぶりを見守っていきたい。