8月30日、UEFAヨーロッパリーグ予選のプレーオフ第2戦が各地で開催された。

ルクセンブルクのF91デュドランジュは、アウェイでルーマニアのCFRクルージュと対戦。終盤に2点を返されたものの見事3-2で勝利し、2戦合計5-2でクラブ史上初のEL本選出場を決めた。

F91はルクセンブルクの南部、フランスとの国境の街デュドランジュをホームとするクラブ。国内リーグで過去に14度優勝、現在も3連覇中の強豪だ。

ルクセンブルク代表を長く支えてきたGKジョナタン・ジュベールらのほか、DFミラン・ビシェヴァツ(元PSG)、MFマルク=アンドレ・クルスカ(元ドルトムント)といったかつて有名クラブでプレーしていた選手が在籍。

監督も2001-02シーズンにレヴァークーゼンでCL準優勝を達成したクラウス・トップメラーの息子ディノ・トップメラーと、チームとしてなかなか“キャラ”が立っている。

欧州の高い壁に阻まれ続けてきた彼らだが、今シーズンは予選2回戦でコソボのドリタを3-2を下すと、3回戦でもポーランドのレギア・ワルシャワを4-3で撃破。

そしてさらに今回、過去にCL出場経験もあるCFRクルージュまでも破ってしまったのである。

ルクセンブルクのサッカー史上初の快挙を成し遂げた、F91デュドランジュ。

ガンダム好きとしてずっと気になる存在だったクラブが、ものすごいことをやってのけてしまった。ちなみにクラブ名は、1991年創設であることに由来する。

この後、日本時間の本日20時からELの組み合わせ抽選会が行われるが、F91がどんなグループに入っても彼らの戦いぶりを見守っていきたい。

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