『FourFourTwo』は27日、「アデレード・ユナイテッドの監督を務めているマルコ・クルツは、セントラルコースト・マリナーズがウサイン・ボルトを受け入れたことを批判した」と報じた。
先日、オーストラリア・Aリーグのセントラルコースト・マリナーズが、かつての五輪メダリストであるウサイン・ボルトを無期限で練習に参加させることを発表した。
サッカー選手になることを夢見ているボルトは、今後正式な契約を目指して練習を行っていくと明かしている。
しかし、同じAリーグのアデレード・ユナイテッドで監督を務めているドイツ人指導者マルコ・クルツは以下のように話し、ボルトの獲得はおかしいと批判した。
マルコ・クルツ
「私は、ボルトのことは素晴らしいスプリンターだったとしか知らない。サッカー選手ではなく。
このリーグの目標は、若いオーストラリア人選手を成長させることだ。ジャマイカのスプリンターをここに導くことではない。
ブンデスリーガでは、32歳ならノーチャンスである。ボルトの次のステップが何になるか、それには興味がある。
しかし、彼はプレーのクオリティを持っていなければならない。スピードは十分にあるが、ボールを持ったらどうなのかはわからない。
もしこのリーグを改善させたいのならば、クオリティが必要だ。ここにいる選手たちより、ボルトは高いクオリティを持っていなければならない。
それがサポーターを呼ぶだけのものならば、正しくない。他のことにお金を使うべきだ。
Aリーグはサブの選手を5名しかベンチ入りさせられない。7名には出来ないのか?そうすれば2名の若い選手を起用できるし、プレー時間も与えられる。
それが必要なことだよ。良いオーストラリア人選手が必要なんだ。ここでは2部(NPL)が十分に厳しい場所ではない。Aリーグを改善させていかなければならないんだ。
連盟からの資金が出るならば、2名のベンチ入り枠を増やして、若い選手を入れられるようにするべきだ」