『FourFourTwo』は21日、「ウェスタンシドニー・ワンダラーズのマルクス・バッベル監督は、近年のオーストラリア人選手について語った」と報じた。
かつてはバイエルンやリヴァプールでプレーし、ドイツ代表としても活躍したDFバッベル氏。引退後はシュトゥットガルトで指導者となり、ヘルタ・ベルリンやホッフェンハイム、ルツェルンで監督を務めた。
そして今夏はオーストラリアのウェスタンシドニーと契約し、Aリーグでの監督業をスタートさせることになった。
彼はこれまでも数名のオーストラリア人選手を指導してきたが、「彼らはメンタル面の準備が出来ていない」と感じたという。
マルクス・バッベル
「オーストラリアでは、十分に厳しい状況がない。私はAリーグを見てきたが、23歳の選手が5つのクラブでプレーしたということもあった。
10チームしかないコンペティションでだよ。これは異常なことだね。
それが意味するところは、若手には本物のモチベーションがないということだ。
何度失敗してもいい、それでもチャンスはあると感じられる気持ちが、その背後にある。
ただ、オーストラリア人選手はいいメンタルを持っている者もいる。マーク・ヴィドゥカやハリー・キューウェル、ルーカス・ニール。私のキャリアにおいて、そのような選手は多かった。
しかし、最近欧州に進出する選手は十分な努力をしていない。