27日、欧州サッカー連盟(UEFA)はACミランに対して「ヨーロッパリーグ出場停止」を言い渡した。

経営の問題が度々取り沙汰されてきたミラン。協定の締結にも失敗し、財政的に持続不可能な状態にあると判断された。

昨年4月にシルヴィオ・ベルルスコーニ前会長から株式を買い取ったのは、中国人実業家のリー・ヨンホン氏率いるロッソネーリ・スポーツ・インヴェストメント。

彼はアメリカのヘッジファンドであるエリオット・マネージメントから3億ユーロ(およそ384.7億円)以上を借り入れた。その利子は最大24%だという。

その返済期限は今年10月に迫っており、それが滞った場合はエリオット・マネージメントにクラブの所有権が移る。

今夏クラブに求められた増資も期限までに行うことができなかったというリー・ヨンホン氏は、現在新しいオーナーを探しているという。

交渉しているのはアメリカの2名であると伝えられている。

『Sky』などのメディアによれば、その一人はニューヨーク・コスモス(米独立リーグ)のオーナー兼会長でもあるイタリア系アメリカ人実業家ロッコ・コミッソ。

もうひとりはシカゴ・カブス(MLB)のオーナー家族であるトーマス・リケッツ氏だとのことだ。

まだ誰になるのかは不明であるが、ミランが来季の開幕時に新しいオーナーを迎えている可能性は高いようだ。

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