19日に行われたワールドカップの初戦で、日本代表は南米のコロンビア代表に歴史的な勝利を収めた。
両者にとって明暗がくっきりと分かれる結果となったが、それでも試合後には日本人とコロンビア人のサポーターが共同でゴミ拾いをしていたことが取り上げられるなど、会場は世界一の祭典に相応しい友好的な雰囲気に包まれていたようだ。
ただその一方、コロンビア人と見られる男性サポーターが、日本人と思しき女性サポーターにスペイン語で「私は良い売春婦です」などと言わせていた動画が出回り、同国では大きな問題となっている。
これに対し、元コロンビア代表のレジェンドで“悪童”として知られたファウスティーノ・アスプリージャが自身のSNSで謝罪した。
To all my friends in the world specially all japanese, this kind of people do not represent colombiana, we respect all cultures, please receive my apologies in the name of all my country people. Respect and love to all of you. pic.twitter.com/Wurt7ci3mY
— Faustino Asprilla (@TinoasprillaH) 2018年6月19日
「世界中の友人、特に日本の人たちへ。このような人たちはコロンビアを代表するものではありません。私たちは全て文化を尊重しています。国を代表して謝罪しますのでどうかお許しください。皆さんへ愛と尊重を」
現役時代に快足FWとしてパルマなどで活躍したアスプリージャ。コロンビア代表でも57試合20得点を決めた同国のレジェンドだ。
また彼はサッカー界きっての“悪童”としても名高く、奔放な発言や行動はたびたび物議を醸してきた。2008年には治安部隊に機関銃を発射したことによって逮捕されている。
しかしそんな彼にとっても今回の一件は胸を痛めるものだったようで、問題の発覚からこうしてすぐに謝罪する事態となった。
海外では良かれ悪しかれ個人の振る舞いがその国のイメージを作り上げる。我々日本人もその自覚をもって行動したいものだ。