『Reuters』は13日、「イラン代表のカルロス・ケイロス監督は、Nikeに謝罪を求めた」と報じた。
いよいよ開幕した今夏のワールドカップに出場するイラン。現在は現地時間6月15日に迎えるモロッコとの初戦に向けて準備を進めている。
しかし彼らには一つの問題がある。
ドナルド・トランプ政権がイランへの制裁を強化しているため、アメリカ企業であるNikeのスパイクがいきなり提供されなくなったのだ。
もちろんイランの選手もNike愛用者は多く、彼らは急遽ドイツ企業のAdidasのスパイクに替えなければならなかった。
この事態に対してNikeは「アメリカの経済制裁は、アメリカ企業としてイラン代表チームに靴を供給できないということを意味する。Nikeに適用される制裁の法律が施行されている」と声明を発表した。
イランサッカー連盟はFIFAに訴えを起こし、問題を解決するよう求めているのだが…。
カルロス・ケイロス監督は記者会見で以下のように話し、そんな声明は不必要だと怒りを見せたという。
カルロス・ケイロス
「これは、我々の思考を刺激するものだったよ。
Nikeのコメントは、個人的な観点で言えば、不必要な声明だ。誰もが制裁のせいであることはすでに気付いている。
彼らは、まず謝罪すべきだ。23名の男たちに対するこの傲慢な行為は、絶対的に馬鹿げていて不必要なものだ」