『Reuters』は30日、「国際サッカー連盟(FIFA)は、サウジアラビア人審判のファハド・アル・ミルダーシ氏を排除したことを認めた」と報じた。

2011年からFIFAの国際主審となっていたアル・ミルダーシ氏は、昨年のコンフェデレーションズカップに続き、今回のワールドカップでも指名されていたが、今月12日に行われたサウジアラビア国内でのカップ戦決勝において、自ら片方のクラブに賄賂を求めていたことが発覚した。

コミュニケーションアプリの『WhatsApp』に履歴が残っていたことにより、彼は八百長を提案したことを認め、身柄を拘束されていた。

サウジアラビアサッカー連盟はそれを受けてアル・ミルダーシ氏を永久追放するとともに、FIFAにワールドカップの指名撤回を求めた。

そして今回FIFAはアル・ミルダーシ氏、そして二人のアシスタントコーチ(ムハンマド・アル・アバクリー、アブドゥラー・アル・シャルワイ)を大会から除名したことを確認したという。

ファハド・アル・ミルダーシ氏は1985年生まれの32歳。

2010年にサウジアラビア1部リーグでデビューしたあと、国内トップレベルの主審として名を馳せていただけではなく、昨年のコンフェデレーションズカップではメキシコ対ロシア、ポルトガル対メキシコの2試合を担当。ワールドカップ予選では2015年11月12日のシンガポール対日本でも主審を務めるなど国際経験も豊富であった。

なお、アル・ミルダーシ氏の代役は用意されないが、アシスタントとして日本とUAEから1名ずつが追加で派遣されるとのことだ。

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