レアル・マドリーの優勝で幕を閉じた今季のチャンピオンズリーグ。

決勝はベイルの歴史的な超ゴールからの3連覇達成という欧州一を決める舞台に相応しい展開となったが、一方でリヴァプールのエースであるムハンマド・サラーがセルヒオ・ラモスとの競り合いで前半に負傷交代する後味の悪さも残った。

このことに憤慨しているのが、エジプト出身のタレントであるフィフィだ。

かつて“勇蔵ギャル”(横浜FMのDF栗原勇蔵のファン)を自称したフィフィ。Jリーグ創成期にはあのジーコの誘いを断ったことがあるとも証言しているサッカー通の彼女は、同胞サラーが出場する決勝を観戦したようだ。

しかし、サラーはラモスとの競り合いで負傷し30分で交代することに。一部ではラモスが故意にサラーを負傷させたのではないかとの声も上がっている。

サラーの母国エジプトは28年ぶりのワールドカップが控えており、エースの欠場となれば一大事だ。

怒りの収まらないフィフィは自身のSNSに、「サラー潰したラモスの大罪 日大並み」とつぶやき、今話題となっている日大アメフト問題を引き合いに、母国の英雄を潰したラモスを痛烈に批判した。

ただ落ち着きを取り戻したのか、このつぶやきは間もなく削除された。

その後、フィフィはエジプトサッカー協会がサラーの状態について「楽観的」と報告したことを受け、

「よかった、今度のW杯にサラーが出場できる…CL決勝は残念だったけど、これで一安心」

と安堵していた。

ラモスが故意に負傷させたとは断定できない。しかし、エジプト人にとってサラーがどれほどの存在であるかを考えれば、致し方のない反応であったのかもしれない。

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