日本のサッカーファンを歓喜させたイニエスタのヴィッセル神戸移籍。
24日はスペインからの長距離移動に、到着後すぐの記者会見、その後はプロ野球の試合が行われていた東京ドームへ移動と、慌ただしい一日を過ごした。
そんなイニエスタにスペインから同行している神戸オーナーの三木谷浩史氏は、彼のある行動に感動したようだ。
昨日の一番の感動 イニエスタが三田選手に自分から電話をして、大切な背番号を譲ってくれてありがとうと丁寧に話をしたこと。やはり我々の判断は間違ってなかったと思いました。
— 三木谷浩史 H. Mikitani (@hmikitani) 2018年5月25日
「昨日の一番の感動 イニエスタが三田選手に自分から電話をして、大切な背番号を譲ってくれてありがとうと丁寧に話をしたこと。やはり我々の判断は間違ってなかったと思いました。」
このように綴った三木谷氏。ここで登場する「三田選手」とは、神戸に所属するMF三田啓貴のことだ。
昨日の記者会見でユニフォームもお披露目され、背番号が「8」であることも明かされたが、神戸は現在、この三田が8番を使用している。
そのことについてはQolyでもお届けした。現行の規定ではシーズン途中の背番号変更は認められておらず、プレス用のユニフォームなのか、“裏技”を使うのか、あるいは三田を移籍させるのか…など、SNSではさまざまな憶測が飛び交った。
しかしこのつぶやきから、とりあえずイニエスタが「8番」になることは確定した模様だ。
そしてなんとイニエスタは三田に直接電話をして、「大切な背番号を譲ってくれてありがとう」と感謝の言葉を伝えたのだという。
イニエスタは「世界最高のMF」といってもいいスーパースターであり、大袈裟にいえば彼が望むなら大抵のことは叶ってしまうほどの影響力を持つ。そんな選手が見せた謙虚な態度に、三木谷氏も「昨日の一番の感動」と記したのである。
そして最後に、「やはり我々の判断は間違ってなかったと思いました」。
この言葉はおそらく、背番号を8に選択したことに対するものではないだろう。選手としてだけではない。いち人間としても優れているからこそ彼を獲得したのだという、三木谷氏の正直な想いが込められているはずだ。