『Gazzetta dello Sport』は23日、「元イタリア代表FWヴィンチェンツォ・ヤクインタは、6年の懲役刑を言い渡される可能性がある」と報じた。
ヴィンチェンツォ・ヤクインタは1979年生まれの38歳。イタリア代表として40試合に出場し、2006年W杯の優勝メンバーでもある。
ウディネーゼ、ユヴェントスなどで活躍した彼は2013年に現役を引退しており、その後は指導者として活動していた。
しかし彼は2015年、父親と住んでいる自宅で違法に所有されていた銃器が発見されたことで起訴されていた。
また、父親のジュゼッペはカラブリアンマフィアのンドランゲタを支援した疑いで逮捕されている。
その容疑は、2012年に発生したイタリア北部大地震の復興プロジェクトを利用し、ンドランゲタに不正な利益供与を行ったというもの。
さらに、ンドランゲタがイタリア北部に進出するための手助けを行っていたと考えられており、19年の懲役が求刑されている。
それと同時にヴィンチェンツォにもマフィア支援の疑いがかけられており、検察から6年の懲役が求刑されたとのことだ。
この事件は147人が審理を受ける大規模なものであり、イアクィンタ父子もその一部となっている。