オーストラリア・Aリーグのウェスタンシドニー・ワンダラーズは、「新監督として元ドイツ代表DFのマルクス・バッベル氏を招聘した」と公式発表した。
We are proud to announce Markus Babbel as our new Head Coach: https://t.co/O6BDgIERWo #WSW #WelcomeMarkus pic.twitter.com/85HGrDtMsN
— WS Wanderers FC (@wswanderersfc) 2018年5月19日
マルクス・バッベルは1972年生まれの45歳。現役時代はバイエルン・ミュンヘン、ハンブルガーSV、リヴァプール、シュトゥットガルトなどでプレーした名DFであった。
ドイツ代表としてもEURO2大会とワールドカップ1大会に出場しており、1996年には欧州王者に輝いている。
2007年に現役を引退したあとは、所属していたシュトゥットガルトでアシスタントコーチとなり、次年度には監督に昇格。
その後はヘルタ・ベルリン、ホッフェンハイム、ルツェルンを指揮。1月に解任されたあとはフリーの状態となっていた。
かつて小野伸二や田中裕介、楠神順平が所属していたことで知られるウェスタンシドニーは、今季のレギュラーシーズンで10チーム中7位と低迷していた。
それを受けて今季就任したばかりのジョゼップ・ゴンバウ監督を解任しており、新しい指揮官を探している状態にあった。
なお、バッベル氏がオーストラリアに来るきっかけになったのは、ルツェルンでプレーしているオーストラリア代表FWトミ・ユリッチの助言だったとのこと。
マルクス・バッベル
「トミ・ユリッチは、サポーターは本当にクレイジーだと話していた。それがシドニーに来た最大の理由の一つだ。
スイスでは楽しい時間を過ごしたが、サポーターは非常に静かで、スタジアムにもそれほど多くはなかった。
ドイツ、スイスで指揮をとってきたし、イングランドで選手としてプレーした。何か違うことをやりたいと思っていて、新しいチャレンジを求めていたんだ」