三浦 知良
現在の所属:横浜FC(J2)
逆輸入歴:サントス(ブラジル)→読売クラブ
最後はご存じ、“キング・カズ”こと三浦知良だ。
まだ日本にプロがなかった1980年代、高校を数カ月で退学してブラジルへ渡ると、「日本人は下手」という偏見が今より遥かに強い中で屈辱に耐え、1986年にペレを輩出した名門サントスとプロ契約を結んだ。
その後、複数のクラブで修業を積み、キンゼ・デ・ジャウー時代には後にクラブW杯で世界一となるコリンチャンスから得点を記録するなど評価を高めたが、悲願のワールドカップ初出場とJリーグを成功させるという使命を受けて帰国した。
個人として、前者の夢は“まだ”叶えていない。しかし、日本代表はワールドカップの常連となり、Jリーグもゆっくりとだが確実に地位を向上させている。その立役者の一人が51歳の今も現役を続ける彼であることは疑いの余地がないだろう。