『Evening Standard』は25日、「トッテナム・ホットスパーの韓国代表FWソン・フンミンは、アジア競技大会での出場を熱望している」と報じた。

今夏はワールドカップに出場する予定となっているソン・フンミン。夏のスケジュールはこれだけでもタイトなものとなる。

しかしソン・フンミンは8月18日から9月2日までインドネシアで行われるアジア競技大会への出場も熱望しているとのこと。このコンペティションは原則的に23歳以下の選手しか出場できないが、オーバーエイジの登録が認められる。

韓国人選手には兵役の義務があり、27歳までに21ヶ月間の訓練を受けなければならない。

ただ、オリンピックでのメダル獲得やアジア大会での優勝があれば、この兵役の義務が免除されるのだ。

現在25歳となっているソン・フンミンは、このままでは2年以内に帰国しなければならない状況である。

したがって今回のワールドカップとアジア大会は兵役免除を勝ち取る大きなチャンスであり、その両方でプレーする意欲を示しているとのこと。もちろん、その場合来季のプレミアリーグ開幕には間に合わない。

韓国U-23代表チームの監督を務めているキム・ハクボム氏は以下のように話し、ソン・フンミンが出場を熱望していることを明かしたという。

キム・ハクボム

「ソンはアジア大会で競争したいという強い気持ちを抱いている。

しかしまずはワールドカップがある。私は、ソンにはロシアでうまくやってくれと伝えた。アジア大会で会う前にね」

ただ、このアジア大会はFIFAが定めるインターナショナルマッチウィークではないため、トッテナム・ホットスパーには選手を派遣する義務がない。

ソン・フンミンは出場を熱望しているとしても、トッテナムは彼を開幕で使えないリスクがある。ただ、もちろん兵役を免除されなければ、27歳までに帰国させる義務が出るわけだが…。

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