『Financial Times』は11日、「欧州サッカー連盟(UEFA)は、パリ・サンジェルマン(PSG)のスポンサー契約についての予備調査を行っている」と報じた。

昨年ネイマールを2億2200万ユーロ(およそ293.9億円)という金額で獲得したPSGは、今夏もキリアン・エンバッペの買い取りで1億8000万ユーロ(およそ238.3億円)を支払うことになっている。

その資金の多くはカタール航空などオーナーに近い企業とのスポンサー契約でもたらされている。

UEFAは現在、そのスポンサー契約の額が「市場価値から比較してかなり誇張されている」と見ているという。

来週UEFAの調査チームが集まり、これについてのレビューを行う予定だとのこと。

もしPSGがスポンサー契約の価値が正しいと証明出来なかった場合、ファイナンシャル・フェアプレー制度に抵触してしまうため、罰則を受ける可能性がある。

それは罰金や支出制限のみならず、チャンピオンズリーグやヨーロッパリーグへの出場禁止となる可能性もあるという。

PSGは今季末に制裁を逃れるためにはあと5000万ユーロ(およそ66.2億円)ほどの収入が必要だと言われている。

そのため選手の売却や新たなスポンサー契約を進めようとしているが、もしこれが真実であれば更に大きなハードルに直面することになる。

なお、『L'Equipe』によればPSGはこの記事にすぐ反応しており、「誤報である」としている。

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