飯倉 大樹(横浜F・マリノス)
「試合中に思ったんだけど、俺と学の間には長く練習を一緒にやってきたし、シュート練習もやってきて、飯も食いに行っている仲だから、去年とかおととしにやっていた練習の風景のようなものが重なって、『アイツここにパス出しそうだな』とか、『ループ狙いそうだな』とか、『カットインからシュートだな』なんていうのはいろいろ考えた。
最後の15分ぐらいプレーしたけど、アイツが18、19歳ぐらいからずっと一緒にやってきて、1回愛媛にレンタルで行ったけど、代表でもいろんな活躍をしているのを見ながらずっと一緒にやってきたけど、相手になるとちょっと違うというか、シュンさん(中村 俊輔)と一緒ではないんだけど、自分の下の育ってきたのを見た選手と対戦するって面白かったなあっていうのをすごく感じた。
あのループの場面も、はじいたあとにアイツも俺を見ながらニヤニヤしていて、『お前、狙ってないだろ』みたいなアイコンタクトをしたのはうれしかったし、楽しかった。
コンディション的にはこれからまだまだ上がっていくだろうと思うけど、今日はアイツにやられなくて良かった(笑)」
横浜FMでチームメイトだった両者。
シュートの後には見つめ合い、飯倉が「狙ってないだろ」という仕草を見せると、齋藤はこれに反応したよう。首を振っているが、ボールが上から下に落ちていくようなジェスチャーを見せており、ひょっとしたら狙ったことをアピールしたのかもしれない。
真剣勝負のダービーマッチでありなが非常に余裕を感じさせるシーンであり、両者の人間関係が窺えるような場面でもあった。
※画像は『DAZN』の許諾を得て使用しています
【Qolyインタビュー】パリ五輪出場の東京ヴェルディMF山田楓喜、トッテナムのクルゼフスキを「自分の究極系」と語るワケ