『Ahram』は8日、「ワールドカップを観戦するため、エジプト人のイブン・ヌーファル氏が自転車で走っている」と報じた。

6月14日に開幕を迎えるロシア・ワールドカップ。エジプトは28年ぶりに予選を突破し、本大会出場を果たした。

24歳のエジプト人男性ムハンマド・“イブン“・ヌーファル氏は、母国のチームを応援するため、なんと自転車で首都カイロを出発したという。

タハリール広場で母と別れた彼は、これからヨルダンまで自転車を走らせる。

残念ながらイラクとシリア周辺は自転車で走ることが危険なため飛行機でスキップする予定だが、その後ブルガリアへ降り立つ。

そこからルーマニア、モルドバ、ウクライナを経由してロシアに入国し、65日間で会場入りを果たす予定だ。

自転車にはスペアパーツや予備の電話、キャンプ用品などが積まれているが、各地で支援してくれる人も募集しているとのこと。

イブン・ヌーファル

「そこに到着することよりも、道のりなんだ。

ワールドカップを見るだけだったら飛行機に乗るよ。しかし、新しいものが見られる大きなチャンスなんだからね」

なお、エジプトの開幕戦はモスクワから東に1400kmほど離れたエカテリンブルグである。

そこまで自転車で行くのかどうかはわからないが、それでもなんという冒険心…。無事に到着することを祈りたい。

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