代表ウィークが終わり、各国ではリーグ戦が再開される。注目のビッグマッチのひとつは、ユヴェントス対ミランの宿敵バトルだ。
あのジェンナーロ・ガットゥーゾがミランの監督として、ライバルに立ち向かう。
“リーノ(狂犬)”と呼ばれた彼は、ユーヴェ戦で貴重な決勝ゴールを決めたことがある(動画2分30秒~。動画再生はYoutube上で)。
これは2010-11シーズンの第28節。当時33歳だったガットゥーゾは後半23分に決勝弾を叩き込んでみせた。ちなみに、胸でアシストしたのは、ズラタン・イブラヒモヴィッチだ。
左足のシュートでユーヴェを沈めたガットゥーゾだが、実はこの時までリーグ戦では3年以上もゴールを決めていなかった。それがユーヴェ相手に決めてしまうのだからさすが!
試合後「俺のゴールは重要なものになった」と自画自賛しつつ、「たびたび監督は練習を止めなきゃならない、あまりにも激しいからね。俺達がスクデットを勝ち取っていた時はいつだってミラネッロにそういった雰囲気があった」とも語っていた。
指揮官としてその当時のインテンシティを今のミランに植え付けようとしているとも言えそうだ。
なお、この年のミランは2003–04シーズン以来となるスクデットを獲得している。これが最後のセリエA優勝でもあるのだが…。
今回の対戦はどのような結末を迎えるだろうか。