『Gazzetta dello Sport』は15日、「アリゴ・サッキ氏は代表監督の交代について話した」と報じた。
ワールドカップ出場を60年ぶりに逃し、水曜日にジャンピエロ・ヴェントゥーラ監督の解任を決めたイタリア。
かつて代表監督を務めていたアリゴ・サッキ氏は現在の体制批判の急先鋒であり、これまでも厳しい言葉を発していた。
彼はインタビューに対して以下のように話し、これまではコンテ監督や選手の質に覆い隠されていただけだと語ったという。
アリゴ・サッキ
「イタリアのサッカーは『喪中』である。60年が経ち、我々は再びワールドカップを逃した。
残念だ。しかし、未来は良くすることが出来る。ともあれ、我々は長期的に自分たちを見直す必要がある。明確に機能していないものを作り直すことが出来る。
だが、もし我々が自信過剰を捨てて、より早くそれに気づいていればね。2010年、2014年の結果もそれを警告していたのだから。
我々は問題を解決する代わりにスケープゴート(生け贄)を探し、常に監督や会長を犠牲にしてきた。
カルロ・タヴェッキオ会長は、その仕事の始めとしてアントニオ・コンテを招へいした。
コンテの巧妙な技術とともに在任期間をスタートした。それが、タヴェッキオを騙したのだ。
彼はジャンピエロ・ヴェントゥーラでも同じことが出来ると思ったのだろう。しかし、その男はトップレベルの人物ではなかった。
監督について話すのは正しくないよ。我々の問題はもっと根深い。監督の能力、選手の闘争心、そして個人の質があったおかげで、ずっと隠されていただけだ。
しかし今回、その精神は最後の試合で見られただけだった。混乱に満ちた道のりの中でね」