『Corriere dello Sport』など各メディアは、「ミランのジェンナーロ・ガットゥーゾ監督は、死去したダヴィデ・アストーリについて話した」と報じた。
先日遠征先のホテルで突如死去したイタリア代表DFダヴィデ・アストーリ。彼は2001年にミランのユースに入団し、トップチームに昇格した経験を持っていた。
当時選手としてミランでプレーしていたガットゥーゾ氏にとっては後輩にあたる人物である。
アーセナル戦前の記者会見で彼について聞かれたガットゥーゾ監督は以下のように話し、アストーリがどれだけ謙虚な人物だったかを表すエピソードを明かしたという。
ジェンナーロ・ガットゥーゾ
(ダヴィデ・アストーリが死去したことについて)
「我々は、信じられないほど謙虚で偉大な男を失った。私がミランにいた時、彼はプリマヴェーラにいた。
トレーニングジムで彼と会うと、いつも『使ってもいいですか?』と尋ねてきたよ。
彼に3回目に聞かれた時、『ここは君の家なんだよ。許可を求める必要なんかないさ』と答えたよ。
最後に彼と会ったのは、12月30日だ。試合の前、彼は『あなたがミランと新しい冒険を始めたことはとても嬉しいし、誇りに思う』と言ってくれた。
彼は若い選手がお手本にするべき人だった。常に尊重を欠かさず、素晴らしい態度を持っていた。
偉大な男を失ってしまった。我々は彼を忘れないだろう。
チームはとても動揺していたし、まだ悲しみは残っている。ドレッシングルームでいつも使っているような音楽もかけられなかった。もちろん、トレーニングには何も変化はないけどね」