『L'Equipe』は27日、「コルシカ代表チームは、歴史上初めてマルティニークでの親善試合を行う」と報じた。

コルシカ島は地中海に浮かぶ島。世界的ラリーイベントのツール・ド・コルスが行われる場所としても知られ、2013年にはツール・ド・フランスのスタート地点にもなった。

フランス領ではあるがイタリアの影響を受けた独特の文化と言語があり、およそ30万人が住んでいる。

サッカーが非常に盛んな地域としても知られ、人口が少ないにも関わらずACアジャクシオ、バスティアなど名の知られたクラブがいくつもある。サポーターも非常に熱いことで知られ、応援だけでなく抗議や暴動も非常に激しいことで有名だ。

もちろんFIFAにもUEFAにも加盟していないのだが、1962年から独自の代表チームを作っており、67年に初めての国際試合を行っている。そこでは宗主国のフランスと対戦し、なんと2-0で勝利している。

現在は世界的に有名な選手はいないが、ジュリアン・パルミエリ(リール)やニコラ・ペネトー(シャルルロワ)などの実力者が顔を揃えているのだ。

これまでの歴史で行われた9試合ではなんと4勝4分け1敗と好成績。しかし、そのうち1試合がフランス、8試合がコルシカ島で行われたものだった。

そして今回、コルシカ島サッカー協会は大きな決断を下した。

今夏はなんとマルティニークの首都フォルト=ドゥ=フランスへ遠征し、マルティニーク、ガイアナ、グアドループと3試合を行うというのだ!

フランス海外県の3チームは、現在FIFA加盟を目指して強い要望を送っていると伝えられており、注目を集めている存在だ。

コルシカ島代表も、将来的にはUEFA&FIFA加盟を狙っていると言われる。この歴史的遠征が、大きなステップの始まりとなるか?

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