『kickoff』は15日、「スワジランドリーグの会長を務めているヴィクター・ガメゼ氏が暗殺された」と報じた。
ヴィクター・ガメゼ氏はかつて「マラドーナ」という愛称で親しまれたサッカー選手。引退後は通信会社のスワジ・モバイルで重役となり、スワジランド協会副会長に就任した。
ムババネ・スワローズでオーナーを務め、現在はスワジランド・プレミアリーグ会長として活動していた。
彼は14日の夜、首都ムババネから8km離れたエズルウィニのガソリンスタンドで襲撃を受けたという。売店で水を購入していたガメゼ氏は、突如至近距離から頭部に2発の銃弾を受けて死亡したとのことだ。
容疑者はその後シルバーのトヨタ・ヤリス(ヴィッツ)で逃走。これは南アフリカとの国境付近で乗り捨てられていたところが発見されている。
暗殺の理由は、サッカーに関与しているビジネスマン同士の争いに関連している可能性が高いとのこと。
事件から数日が経過し、捜査が進められているものの、今のところ犯人は発見されていない。
これを受けてスワジランドはすべてのサッカー競技を一時的に停止。COSAFAユース選手権予選に向けた南アフリカとの練習試合が予定されていたが、これも中止になっている。