『ESPN』は19日、「元メキシコ代表FWクアウテモク・ブランコは、実業家暗殺事件への関与を否定した」と報じた。
かつてメキシコ代表のエースとして活躍したブランコ。2015年に現役を引退した後は政治家に転身し、現在はクエルナバカ市の市長を務めている。
しかし、22ヶ月に及ぶ彼の仕事には多くの疑惑がつきまとっている状況にある。
クエルナバカ市での居住が証明できなかったことから選挙違反の疑いがあり、また市街地の舗装に関して不透明な寄付が行われているという。
ライバルの政党に所属しているモレロス州知事グレコ・ラミレスとの間には激しい衝突があり、いくつかの事件が発生している。
そして、4月6日に射殺された実業家フアン・マヌエル・ガルシア・ベジャラノ氏の事件に、このブランコ市長が関与している疑いがあるのだ。
グレコ・ラミレス氏によれば、ブランコ氏に雇われたと言われる殺し屋がこの事件の実行犯であるという。
しかし、それに対してブランコ市長は以下のように話し、殺し屋を雇ったことを否定。これによって家族も危険に晒されていると非難したという。
クアウテモク・ブランコ(クエルナバカ市長)
「私は恐れている。人生について、そして家族について恐れている。しかし、私はここに残っている。
もし何があっても、事件は不正と戦い続けるだけの力をくれる。なぜなら、これは本当に狂ったものであり、病的であるからだ。
なぜそんなことをするのか?君たちはそれを尋ねるべきだよ。なぜそんなことを?」