ジェフユナイテッド市原・千葉は5日、「MF羽生直剛が現役を引退する」と公式発表した。

羽生直剛は1979年生まれの38歳。2002年に筑波大学からジェフに加入し、イヴィチャ・オシム監督政権下でブレイクを果たしたことで知られる。

その後、オシム氏によって日本代表にも招集され、2007年のアジアカップにも出場している。

ジェフ退団後はFC東京に移籍し、2013年にはヴァンフォーレ甲府へのレンタル移籍を経験。

昨年は愛する古巣ジェフに復帰していたものの、J2ではわずか8試合の出場に終わっていた。

羽生直剛は引退に際して以下のようにコメントを発表し、これまでの支えに感謝を述べた。

羽生直剛

「この度、羽生直剛は、2017年シーズンをもちまして現役を引退する事を決意致しましたので、この場を借りて皆様にご報告させて頂きます。

2002年にプロ入りし、ジェフユナイテッド市原・千葉、FC東京、ヴァンフォーレ甲府の3クラブでプレーさせて頂きました。これまで本当に色々な事があり、様々な想いがありますが、ここで伝えたい事はやはり感謝の気持ちだけです。

 それは、僕のような、体が小さな選手が16年もの間、プレーしてこられたのは、たくさんの皆様の支えがあったからに他ならないと考えているからです。

これから僕は、社会人としてゼロからのスタートとなる訳ですが、ここまでのサッカー人生で学んだ、常に挑戦し続け、オシムさんにも言われた『野心』を持ち続けるメンタリティ、それは無くさぬようにしていきたいと思います。そして、僕を受け入れてくれた3クラブ、そしてサッカー界への恩返しが出来るような人間に成長する事が、今の僕の野心だと、そう考えています」

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