2018年はロシアワールドカップが開かれるが、ロシア語は日本語で表記される時に間違いが起こりやすい言語である。キリル文字で表記され英語表記が複数あることもその一因だ。また、周辺諸国のウクライナやベラルーシといった国々もその巻き添えを食らっている言語だ。

今回はロシアとウクライナ、ベラルーシを比較しながら日本で間違えやすいロシア人選手の名前を取り上げよう。

アルチョム

ロシア語でАртём(英:Artyom, Artem)と表記される場合アルテムと記載される場合が多い。

しかし、それはウクライナでのことで例えばFWのアルテム・ミレフスキーがその代表格だ。ロシアではアルチョム、ベラルーシではアルツェムに近くなる。

ゼニトでプレーするАртём Сергеевич Дзюба(英:Artem Dzuba)はアルチョム・ジュバとなる。アルテムでは決してないのだ。

発音:

ロシア:アルチョム、アルチョーム
ウクライナ:アルテム、アルテーム
ベラルーシ:アルツェム、アルツォム、アルツョーム

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