『Telelombardia』は6日、「サウジアラビアの億万長者ファワズ・アル・フカイルが、ミランを買収する可能性がある」と報じた。
ファワズ・アル・フカイル氏は、1965~66年生まれと言われているサウジアラビアの実業家。
1989年に自身の名前をつけたファワズ・アブドゥラジズ・アル・フカイル・グループを設立し、アパレル事業からビジネスをスタート。
その後サウジアラビアで多数のショッピングモールを建設し、さらにZARAなど各種ブランドのフランチャイズを同国で展開している。
彼らはローマのペスカッキオショッピングセンターにも投資しており、イタリアでのビジネスもスタートさせている。
『Forbes』によれば、アル・フカイルの資産は12億3000万ユーロ(およそ1619.8億円)に達すると言われており、世界でも屈指の富豪である。
今年中国人のリー・ヨンホン氏に経営権が移ったミランであるが、夏の大補強にもかかわらずチームの成績は低迷。
目標であったチャンピオンズリーグ出場権を逃した場合、チームには大きな負債が残ると考えられており、今後の経営状況が心配されている。
なお、アル・フカイルのグループがミランの株式を過半数取得する予定なのか、あるいはリー・ヨンホンに投資する形になるのかは定かではないという。