5日(火)に行われた2017年のJリーグアウォーズ。
年間MVPにあたる最優秀選手賞には、川崎フロンターレFW小林悠が選出された。
スピーチの中では奥さんに対して真っ先に感謝の気持ちを伝えた小林だが、その後、新キャプテンに就任した当時のエピソードを明かしてくれた。
小林 悠(川崎フロンターレ)
「今年からキャプテンを任されて、はじめのキャンプの時にチームメイトの前で言ったことがあるんですけど。
僕は普段頼りないですし、サッカーもチームの中では上手くないけど、このフロンターレを勝たせたい気持ちは誰にも負けないからついてきてほしいとそう言いました。
もちろんタイトルを取れたのはフロンターレのチームメイト、スタッフ、サポーター、関係者のみんな。
みんなの力があったからだと思いますけど、そのなかでキャプテンマークを巻いて先頭で走ってきたからこのような素晴らしい賞がもらえたのだと思っています。
このような素晴らしい賞に恥じぬように、これからも向上心を持ってサッカーに取り組んでいきたいと思います。
本当にありがとうございました」
中村憲剛という精神的支柱から、今季キャプテンマークを受け継いだ小林。
キャプテン就任にあたって不安もあったようだが、「フロンターレを勝たせたい気持ちは誰にも負けない」という気持ちだけは確固たるものがあったようで、そうした思いをチームメイトに語ったのだという。
実際、小林は今年1月の意思表明で以下のようにコメントしている。
「今年からキャプテンを務めさせていただくことになりました。
自分はチームの中ではサッカーが上手い方ではないです。
でもチームとして勝ちたい、勝たせたいという気持ちは誰にも負けないと思っています。
その思いをチーム全員が持てるように、チームを引っ張っていきたいと思います。
絶対にタイトルを獲りたいです。フロンターレを支えていただく、全ての皆さんと共に1年を戦っていきたいと思います。よろしくお願いします」
「絶対にタイトルを獲りたいです」という言葉通り、見事自身の活躍でチームを優勝に導いたのだった。